辛いことは自分の中にそっとしまい込んで人には話しません。
家族を大切にしていて、
明るくてユーモアがあって、いつも私のことを笑わせてくれます。
そんな同僚の彼女に、最近とても素敵な彼氏ができたので、
充実した日々の一コマ一コマを、私も一緒に共有してるつもりになったりしながら(笑)
彼女の話を楽しく聞いています。
今朝は、数日後に控えた彼のお誕生日のために、
いろんなサプライズを用意していることを教えてくれました。とてもキラキラしながら…。
でもね・・・お誕生日当日には会えないんだそうです。
私はそれを数日前に彼女から聞いていました。
“仕事忙しいみたいでさ…”と一言。
その時に、彼の境遇も考えて…私はもしかしたら…と一瞬あることが頭をよぎりました。
それを知ってか知らずか、
彼女は笑顔で“せっかく当日に合わせていろいろ考えていたのにな~”と。
今日になって、私は彼女を思うがための私のエゴ?で再度聞いてみました。
「お誕生日当日でなくて本当にいいの?」・・・。
すると彼女はこう答えました。
「お誕生日当日は、娘さんのこととかあるのかもなぁ…て思って」と。
もう過去になったことですが、その彼には家族があったようなのです。
その言葉を聞いた瞬間・・・私は、彼女の包容力に心を打たれてしまいました。
そのことは想像上のことだけであって、彼には直接聞くこともないようです。
とても穏やかな笑顔でそう話す彼女を前に、私はワンワンと泣いてしまいました。
私は、彼女の彼を想う気持ちの強さも、
彼を想ってしている数々のことも、
たくさん彼を必要としていることも、
・・・いっぱいいっぱい知っているので涙が溢れて止まりませんでした。
彼女の穏やかで優しい眼差しを見て、その陽だまりのようなあたたかさと、
謙虚で控えめでありながらも凛とした心の強さを感じ、
この人は幸せになる人だ…と確信しました。
そして、こんなにも素晴らしい心の持ち方を教えてくれた彼女に
そのままその気持ちを伝えました。ありがとう・・・と。彼女は笑っていました。
